米国の長期金利の推移「最新マーケット動向」
欧米市場では米長期金利が上昇したこと等からドル買い・円売りが優勢。ドル/円は2010年9月以来の高値水準である84円86銭まで上昇し、クロス円も連れ高となった。
公表された米FOMCでは一部委員が「資産購入計画の縮小が適切かもしれない」と発言したことを受け、ドル買い・円売りの流れに拍車をかけた。また、発表されたメドレー・レポートの内容から欧州中央銀行が複数回の利上げの余地があると解釈されたことからユーロが対円、対ドルで堅調に推移。ユーロ/円は120円68銭に上昇した。
6日東京市場は序盤から円が全面安となった。東日本大震災や福島原発事故等などから日本の金融緩和方針が長期化するとの懸念が要因。ドル/円は85円台に乗せ、一時85円51銭まで上昇。また、クロス円の上げ幅が拡大し、ユーロ/円は121円88銭、豪ドル/円は88円68銭へそれぞれ上昇した。
また、前日、中国人民銀行は政策金利にあたる1年物貸出金利を25bp引き上げた。中国と経済的結びつきが深い豪州経済へ影響が懸念されたが、市場の反応は限定的となった。その後、円売り圧力が一服し、ドル/円、クロス円は小動きとなった。
【この後、発表が予定される経済指標(全て日本時間)】
18時 ユーロ圏10-12月期GDP確報値の前期比(予想:0.3%、前回:0.3%)
18時 ユーロ圏10-12月期GDP確報値の前年比(予想:2.0%、前回:2.0%)
19時 ドイツ2月製造業受注前月比 (予想:0.5%、前回:2.9%)
【明日発表が予定される注目経済指標(全て日本時間)】
7日 10時30分 豪州3月失業率(予想:5.0%、前回:5.0%)
7日 10時30分 豪州3月雇用者数変化(予想:2.40万人増、前回:1.01万人減)
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今週はバーナンキ・米FRB議長の講演とFOMC議事録公表が控えている。 FOMCにおいては、米国の金融正常化に向けた議論がされているかに注目が 集まる。 先月からのFRB要人のタカ派発言を受けて、出口戦略に向けた過剰な期待感が 既に市場に先行して織り込まれている可能性があり、FOMC議事録発表とともに、 過剰な期待感が調整され、一時的にドル売りとなる可能性が考えられる。 しかし、今週木曜日に予定されているECB理事会で利上げが確実視されている 欧州や、引き続き出口戦略に向けて議論が継続される米国と比べて日本の出口戦 略が遅れているため、円が売られやすい地合いは続くと思われる。